令和5年度の問題です。
第3問の2 (1次関数)
最近、この種類の問題にシフトしているようで、令和3年度と5年度で系統が一致しています。
その他の年度については別系統です(別に解説の予定)。
(1)頂点Aを通り、△ABCの面積を2等分するには直線が辺BCの中点を通る必要があります。
これで底辺が同じ、高さが同じ△が直線の左右にできあがります。 正解は(エ)
※面積を2等分するには、他に△の面積を求めて2で割り、S=底辺×高さ÷2 のSに代入する方法があります。
(2)BとCを通る直線の方程式
B(1,1),C(4,0)が分かっているので傾きを求めます。
y増/x増=0-1/4-1=-1/3 よって傾きはマイナス3分の1です。
→ y=-1/3x+b・・・①
①が(4,0)を通るのでxとyに代入して 0=-1/3×4+b
ゆえに b=4/3 ①に代入してy=-1/3x+4/3
※連立方程式よりも、傾きを出して1点代入する方法をお勧めします。
(3)点Eの座標
解き方はいくつかありますが、1番速そうなものを記します。
△ABCの面積を1とすると(実際は6)、△DBEの面積が1/2になればよいわけで・・・
B(1,1)、D(3,3)、A(4,4)より BD:DA=2:1
よって△DBEの高さは△ABCの2/3となります。
すなわち、底辺が3/4であれば 2/3×3/4=1/2 となります。
底辺の長さBEがBCの3/4となればよいので・・・
B(1,1) → C(4,0) より
EのX座標は(4-1)×3/4=9/4 のプラス EのY座標は(0-1)×3/4=-3/4のプラス
Bの座標に加えて (1,1)+(9/4,-3/4)=(13/4,1/4) となります。